わかろうとしない時間を意識してみる

人はいつでも、理解しようと思いながら何かと向き合うことが多い。

けれど、その何かがわかるときの方が少ないから、わからないと不安になる。

なぜ不安になるかは様々な原因があるから、ここでは書かないけれど、不安になると人はますますわかろうと頑張り始める。

特に変化が激しい時期や長期に及ぶ時は、わからないことの不安が変化(安定の崩壊)への不安と絡み合い、よりわかろうと意識が向いていく。

わかろうと思うほど、わからないことの不安も大きくなり、わからないこともあるという視点が失われていきやすい。

こういう時は意識して日常の中でわからない時間を作るといい。

考えない時間。
ぼーっとする時間。
意味のない時間。
答えはわからないから始める会話。

常に何かをわかろうとしている時間が多いと、「今はわからないままでOK!そのうちわかるよ!」という時期に、それをできなくなってしまう。

わからないことがステイタス!くらいの柔らかい感じで、今はいるといい。

だって、そういう時期だから。
なんで?
それはわからなくてもいいし、わからないものだから。