アテアでは講座をメインに担当しています。
先日、大阪での講座後、受講者様に
「前から神社によく行ってはったんですか?」とお聞きすると
ご友人がご病気になり、お近くの神社にお百度参りを
するようになったのがきっかけだったそうです。
家族や友人など、大切な人が病気になった時、
私たちは為す術がありません。
病気を代わってあげることも出来ず、
医師ではないので治してあげることも出来ない。
できる事はただ一つ「祈る」こと。
そんなきっかけからの神社参拝ですが、
その後、他の神社にも参拝するようになられたそうです。
「何となくいいんです、神社」
そう!それ!!
ぶっちゃけ、神様が私の願いを叶えてくれなくたって、
いてくれるだけでいいんよね。
心のよりどころとして、時には弱い自分の戒めとして、
いてくれる、ただそれだけで。
この人生において、全て自分の思い通りになるわけではありません。
一生懸命努力しても、心から望んでも、
叶えられないことや上手くいかないこと、あります。
自分なりに心を砕いてきた相手から、
思わぬしっぺ返し・・・なんてこともあります。
誰かに文句や泣き言を言える内容ばかりではありません。
そんな時「神様はちゃんと見てくれてる」と思うことで、
安らぎや安心感が生まれます。
そして再び、前に向って歩いて行けます。
私たち人間の心はそう強くはありません。
ついつい、ヨコシマな考えが頭をもたげることもあります。
「あの人だってやってるやん」ってね。
そんな時も、いやいや誰にもばれなくても神様は見てるから!
と思う事で自分を戒めることができます。
神様に叱られるという意味ではなくね。
私にとって神様は何をしてくれてもしてくれなくても、
そこにいてくれるだけでいい存在です。
折れそうな心を支えてくれる心のよりどころであったり、
弱い心を戒めてくれる存在。
その存在があるからこそ、道を外れず生きていこうという力が湧き、
また、命あることへの感謝の気持ちも湧いてきます。
そして、その神様から「5つの魂」いただいて、
この世に生を受けた私たち。
神様からわけていただいた魂を、
粗末にしてはいけないのは当然のことですが
自分の魂が持つ力を発揮することは、
神様方のお力を発揮することにもなります。
そして、目の前にいる人も、まだ出会っていない人もみな、
同じく神様からいただいた魂を持っています。
そう考えることが出来れば、自分と相手を尊重でき、
争うこともなくなりますよね!
そんな話をし、受講者様も「そうですね!」と頷いてはりました。
神様に対して、同じ想いを持ってここにいる一体感を感じました。
この仕事、やってて良かったな、と思う瞬間でした。