【神社参拝の基本】鳥居をくぐるときは

 

鳥居は、神社などにおける俗世と神域の結界です。
 
 
「ここから中は、神様の領域ですよ。」ということですね。
 
つまり神域への玄関口です。

 

鳥居の起源については、アマテラスが天の岩屋に隠れた際に、
八百万の神々が鶏を鳴かせました。

 
このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説や、
外国からの渡来説など諸説あります。 
 
 
古来は2本の柱の間に綱を渡しただけだったとも言われています。
 

 

鳥居は、一説には60数種類の形態があるともいわれており、
代表的なものとしては、伊勢神宮などに見られる神明鳥居と、
大神神社などの明神(みょうじん)鳥居があります。

 

 


*神明鳥居

 
 


*明神鳥居

 

 

このほか、明神鳥居の横柱上部に合掌形の破風(はふ)のついた山王鳥居や、
朱塗りの稲荷鳥居など特徴的なものがあります。

 


*山王鳥居

 
 
 


*稲荷鳥居

 

 

このように、鳥居の起源や形態などさまざまです。
 
 
鳥居を見ると、なんとなく厳かな気持ちになってきますね。
 
 
昔、わたくしが子どもの頃に、塀や電信柱に鳥居のマークが書いてあったりしました。

 

あれは、おそらく立小〇除けのために書いてあったのではないかと思います。(・_・;)
最近は見かけなくなりましたが。

 

あ、脱線、脱線。

 

神社に到着して、まず最初に鳥居をくぐります。

 

よそさまのお宅にお邪魔するのと同じように、
「神様お邪魔いたします。」の気持ちで一礼してから鳥居をくぐりましょう。

 

参拝を終えて鳥居をくぐって出るときも、
社殿に向かって向き直り、一礼してから帰りましょうね。

 

 

伏見稲荷大社のように鳥居がたくさんある場合は、
最初と最後の鳥居、または最初の鳥居だけでも一礼をしてからくぐりましょうね。

 

鳥居をくぐったあとは・・・?

 

次回の【神社参拝の基本】「参道」についてです。

 

お楽しみに♡

 

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