結婚16年目で気付いたプロポーズ

旦那が突然亡くなってから早2ヶ月以上が過ぎました。
その間に次男は小学校卒業、そして来週は中学の入学式です。
長男はいよいよ中学3年生になります。

この2ヶ月、本当に皆様にご心配いただいて、お気遣いいただいて感謝の言葉しか浮かびません。

突然の他界だったことで、残された方はいろいろと諸手続もありました。
その内のほとんどのメドがつき、現在学校も春休みということで、内勤仕事を多めにして
子ども達と戯れる毎日です。

旦那のコンピューターを2月に整理したら、一時期繋がらなかったネット環境も、
昨日のひかり電話開通で一段落しました。

旦那の荷物も少しずつ整理を始めています。
もともと私は捨てることに躊躇がない人で、旦那は逆。

ですので旦那の本棚には、旦那の中学校の教科書もありました。

そんな中で、結婚前に私が送ったラブレターもすべて保存されていたり、
私の10年前の手帳が見つかったり…なんというか、予期せぬ成功!?

特にすっかり忘れていた、旦那からもらった1枚のCD。

実は私は結婚前にプロポーズをしてもらったことがなく、
結婚当初はプロポーズの言葉がほしいと駄々をこともしばしば。

その都度、旦那は笑ってごまかしていましたが。。。。。。。

旦那からのCDを見て思い出しました。

(旦那) 「結婚するときは、こう思える人とって決めてたんだよ」

こう言われて、CDをもらったんですわ

つまり、このCDがプロポーズということだったわけです。

ああぁ、お馬鹿な私は今頃気が付いたのであります。

ちなみに曲は矢沢永吉のI LOVE YOU OK。

結婚式にも使ったんですよね。
B’zの曲ばかりが印象強く覚えてます。

そんな私は現在、書類上は独身になるそうです。
役所の書類は、既婚と未婚にチェック入れることが多いのですが、
気持ちは既婚でも書類上は未婚なんですって=3

まぁ、配偶者死亡だとそうなるのか。

そんな4月の春。

株式会社アテアでの展開も新年度を迎えて、方向性を再確認し、
変化するところはし、同じに進めていくところは進めるというMTGをしました。

個人が主体でやっていると、どうしても個人=会社になりがち。
でも個人と会社は連動はしていても同じではありません。

そして内部が強みの共同で行っているので、
お互いの意識確認は必須です。

MTGに至るまでも、様々な取り組みをやってみたり、その結果をもちよって検証したり。
時間をかけたことで、自分が陥りやすい思考回路にも気がつけたし、
強みが及ぼす影響も知ることができました。

今までの私だったら流されていたことも、旦那のことがあったから見える視点で
立ち止まることも覚えたし、進むこともできるようになったんだろうなぁ。

もちろん未知のものには躊躇するけれど、
それも人間だからこそ。
生きているからこそ。

怖いときも、不安なときも、ネガティブなときも、失敗しちゃったり、やらかしちゃったりも
日々生きていればいっぱいあります。

実際、そんな2ヶ月でした(笑)

それでも元に戻ってこられるのは、支えてくれる家族がいるからだし、
同じように仲間がいるから。
そして多くの気持ちを向けてくれる皆さんがいるから。
本当に恵まれています、私。

苦しいときは苦しいっていっていいんだ…というのは
何かの歌詞にあった言葉だけど、これがちょこっと言えるようになった私は成長しました。
エライ!

そんなグルグルもしていたり、がむしゃらに進んでみたり、
でも冷静に状況を判断したりしていた2ヶ月でした。

上記のプロポーズに気が付くまでの16年ほどではないにしても、
人生では後からわかることの方がほとんどです。

今しか、それもひとつの物事にしかフォーカスしないでいると
全体の視点が抜けるので、気が付いたら全く方向違いのところにいっていることもあるわけです。

最終的にどこに進むかで、今の選択も変わってくるのだから、
今どうするか?だけで選択してはいけないこともあるわけですよね~。

個人的には超学びの2ヶ月でしたので、これをいかして今後の新展開に繋げていきます。
ホント、人生って奥深い。
そして神様的方向性のテーマって、あなどれません。