神社と神様よもやま話:後の祭り

「後の祭り」は悔やんでももう手遅れ!時機を逃してしまったことを
表す言葉で、誰でも一度は使ったことがある言葉ではないでしょうか?
「後の祭り」の「祭り」ってどのお祭のことなんでしょう?
諸説ありますが、有力だと言われているのが、
京都・八坂神社の祇園祭。

祇園祭は、始まった頃は祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれていました。
貞観11年に疫病が流行したときの厄払いが起源です。
7月1日から約1ヵ月続きますが、
17日に観光客で賑わう山鉾巡行は前祭り(さきまつり)
24日が後祭り(あとまつり)です。
後祭りも山鉾は出ますが、前祭りほどの豪華さ、
きらびやかさはないことから
時機を逃してしまったことを「後の祭り」と言うのだという説です。

「後祭り」は昭和17年から、
17日の前祭りに続けて巡行していましたが平成26年から
古来のしきたり通りに24日に巡行するようになりました。
個人的には「後の祭り」が気になります。