「神様名鑑」13.スサノオの暴虐と天の岩戸

13.スサノオの暴虐と天の岩戸

誓約で本心を疑われたスサノオは高天原で大暴れし、ついには神聖な場を汚すようなことをしていまいます。

怒った(もしくは恐れをなした)アマテラスは天の岩戸に隠れ、世界中が暗闇になります。
アマテラスは神様のテーマとして「太陽」があるので、世の中が真っ暗になるのです。

困り果てた神々が思慮を巡らせてアマテラスを外に出す作戦を練り、無事にアマテラスを外に出します。

このとき天岩戸に集った神々が、実際に生きている氏族の祖先とされます。

・オモイカネ:知恵の神様。総合プロデューサー。タカミムスヒの子供。
・イシキリドメ:八咫の鏡を作った。おばあさん。鏡作氏の祖先。
・タマオヤ:勾玉を作った。玉祖(たまのおや)氏の祖先。
・アメノコヤネ:神様として存在しない。祝詞を唱える。朝廷の祭祀をつかさどる。藤原氏の祖先。
・フトダマ:黒子のように動く。注連縄を張った。朝廷の祭祀を元々つかさどる。忌部氏の祖先。
・アメノタチカラオ:岩を投げ飛ばす。力が強い。祖先なし。
・アメノウズメ:おがたまの木を持って踊りを踊る。芸能・お神楽・神楽鈴の起源となる。猿女氏の祖先。
・とこよながなき鳥:にわとり

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