基本がある方は何を描いてもおもしろいですね。
少女マンガのみならず、少年マンガでも遺憾なく才能を発揮されている羅川さんの作品です。
津軽三味線を題材にしたマンガです。
キャラクターの個性も良いですし、展開の仕方や構成はパーフェクト。
音をメインにした作品は、音の表現仕方をどのように表現するかがまずポイント。
表現して読者に響かせられるかもポイント。
そして響かせた音が感動に繋がっていくか、これはなかなか難しいんですよね。
単に技術があればOKということでもなし。
そのあたり、この作品はすんばらしい。
昨年11月にプライベートで参拝ツアーの下準備に青森に行きました。
滞在時間は短かったので満喫ということではありませんでしたが、
それでも青森の空気感を惜しみなくもらい受けた感じです。
その際の独特な空気感も感じられるような作品で、
青森の今後に期待しています。
強みを活かすこと。
そして周囲とマッチングさせること。
活かす場を模索すること。
それらに悩んでいる方にもオススメです。
たかがマンガといってしまっては、得るものが少ないです。
フィクションですが、そこに何かしらの気づきがあればそれは自分に関わった現実の一部です。
そういう視点を意識して読み進めると、また違った味わいがあるかもしれません。