20.高天原の相談
そのころ高天原では、アマテラスが豊葦原の瑞穂の国は自分の子が治める国だと言い出します。
まずアマテラスは、アメノオシホミミを派遣しますがすぐに戻ってきてしまったので、
神々とオモヒカネを集めて相談し、数度の使者を出します。
度重なる失敗の後、ついに最後の使者タケミカヅチとフツヌシが豊葦原にやってきます。
二神は出雲の稲佐(いなさ)の浜に降り立ち、波に剣の柄を立て、
剣先に胡坐をかいてオオクニヌシに国を譲るように迫ります。
するとオオクニヌシは二神の命に従いたいが、自分の息子達に聞いてみないと返事ができないと答えました。