2.天地開闢(別天神五柱)てんちかいびゃく(ことあまつかみごはしら)
造化三神に続いて生まれてきたのがウマシアシカビヒコヂとアメノトコタチです。
くらげのようにどろどろと漂う宇宙の中から生まれたウマシアシカビヒコヂは、
赤子のような新しい生命力の強さを体現されている神です。
アメノトコタチ(天之常立)は、漂っていた宇宙をグッと持ち上げて、天と地に分け、天を支えています。
その神様の世界と人間界を結ぶのが天御柱(あめのみはしら)です。
エレベーターのようなもので、神様世界へのポストのような役割もあります。
先に生まれ出たアメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒの造化三神と、
次に生まれたウマシアシカビヒコヂとアメノトコタチまでの五神の神を、
大宇宙を産み万物の生命の営みを動かしている特別な神ということで、別天神(ことあまつかみ)と呼びます。