26.海幸彦と山幸彦
コノハナサクヤヒメの子、ホデリノミコトは海幸彦、ホオリノミコトは山幸彦といい、
それぞれ海と山で獲物をとって暮らしていました。
あるとき弟の山幸彦はお互いの獲物を捕る道具を交換しようと提案しますが、
兄の釣り針をなくしてしまいます。代わりの釣り針を差し出して謝りますが、兄には聞き入れてもらえません。
途方に暮れて海で泣いていると、潮の神・シオツチに、海の神・ワダツミのところへ行けと言われます。
山幸彦は教えられたとおりに潮の流れに乗り、ワタツミの宮殿に向かいます。
シオツチは、白いひげのおじいさんで、知恵の象徴です。
鳥取県の宇部神社に祀られています。