以前、 コンサルなどでも見受けられた傾向として、
「私は楽しむことができない」というのがありました。
どうして、「自分は楽しむことができない」と思ってしまうのか?
それは、楽しむという感覚を
【自分基準】ではなく、
【世間基準】に合わせて比較してしまうから。
ライブでワーッと盛り上がるような、
世間基準でわかりやすい楽しさだけが楽しいと感じることではありません!
楽しいと感じる心は、
【あくまでも自分の中にあるもので】
自分が楽しいと感じる種類や状況の幅は世間基準と同じでなくてもいいのです。
例えば、私は本を読むことが好きですが、
ハリウッド映画のようにわかりやすいメリハリのついた大スペクタクルな内容でも楽しいと感じますし、
逆に淡々としていて大きな事件もないけれど、最後に伏線が丁寧にまとまるような内容も楽しいと感じます。
前者は大きく心を揺すぶられたような感動なので、わかりやすい。
後者は大きく揺さぶられはしないけれど、心の琴線に触れることによる感動がある。
どちらも楽しいし、
でも楽しいと感じる種類は異なりますし、心の振り幅も違います。
じんわりとした楽しさもあれば、
どわ~っとした楽しさもある。
ほっこりとした楽しさもあれば、
ガハハッいう楽しさもある。
ひとりでニヒヒッとほくそ笑むような楽しさもあってもいいのです。
ワビサビな日本の庭園を眺め、
色鮮やかな新緑を見上げて、
お日様があたたかいな~と感じる楽しさもあっていい。
世間基準での楽しんでる状態ではなく、
自分が楽しいと感じていればOKです!
自分がどういう楽しさをもっているのかを見つめてみると、
【自分基準の楽しさ】がわかりやすいですね~。
その上で、「楽しさのジャンルや幅を知ってみよう」と拡げてみると、
人間幅も同時に広がっていきますよ。