アテアまでの道のり【くれや萌絵バージョン】③くれや萌絵、神様のエネルギーを体感するようになる

神社にお参りした時、神様の御神気をビシビシ感じる方もいれば、
「ぶっちゃけ、ようわからん」という方もいらっしゃると思います。
(実感がない方でも、しっかり御神気は受け取っていらっしゃるものですが)

「神様や仏様はいる」のが当たり前の生活をしてきた私も、
それまで、神社で御神気を感じるかといえば、まったくの普通人。
何かが見えたり聞こえたりすることは、いっさいありませんでした。
(自分なりに楽しく、お参りを続けていましたけど!)

でも、大杉と神社を回る時は、
あきらかに起こる出来事や感じる空気感が違うんです。
まるで、違う神社に行ってるみたいに…。

このことだけは、ツアー初参加の時からはっきりわかりました。

とにかく、大杉と神社巡りをしていると、
「なんで!?」という体験がひんぱんに起こりました。
たとえば、こんな出来事です。
2011年5月、有志での神社旅行で8人が集まり、松江・出雲地方へ旅行に出かけた時、
松江市の八重垣神社で、大杉が急にこんなことを言い出しました。

「○○さんの産土様が、みなさんに『お茶とケーキをどうぞ』だそうです。お礼を言って下さいね」

ちょうど八重垣神社は、参加者の1人の産土神社。
その産土様がみんなにおもてなしをしてくれると言っているらしいのです。

「ようわからんけど、神様がそうおっしゃるなら…」と、
とりあえず全員でお礼を言って参拝を終えて、ランチすることになりました。

神様のサプライズは、神社隣のおしゃれなおそば屋さんで起きました。
食事後、お店の方が「ケーキを焼いたので、よかったらみなさんでどうぞ」と、
コーヒーとケーキを全員に振る舞ってくれたのです。

一同、びっくり! もちろん、大杉は余裕の笑みでしたけど。
(大杉のデビュー作『龍使いになれる本』で「龍の背中に乗るか?」と聞かれたエピソードが紹介されていますが、それはこの旅での出来事です)
こんなふうに、大杉との神社参拝の旅では、
神様が起こすシンクロニシティやハプニングは日常茶飯事。
今はもう慣れました。というか、楽しんでいます。
もう少しだけ、ご紹介しますね。

聖徳太子にまつわる神社を巡っている時のことです。
たまたま泊まった宿でご主人とよもやま話をしていると、
「このテーブルはお金を出しても買えない貴重なものなんですよ」とのこと。
よく聞いてみると、それは、聖徳太子が建てた法隆寺の扉で作った、
世界に一枚しかないテーブルだったのでした。

現在、大杉と私を中心に続けている結界RPGの旅程も、
神様から届けられるメッセージ、偶然会う方が言った言葉、
道沿いに現れた神社や場所、
たまたま目に飛び込んできた(神様が見せてくれた)ポスターや
看板の情報などに従って決まります。

最近では、大杉と青森を訪れた後、
神様の指令でいきなり長崎県の対馬へ飛ぶことに…。
急きょ泊まった対馬の宿では、歴史に詳しいご主人が
青森と津島の関係を話してくれました。

もちろん、私たちが青森から来たことは一言も言っていません。
さて、公私にわたってそんな参拝を続けているうちに、
私自身に変化が起き始めました。

 

 

〜春日大社で見えた、エネルギーのレイヤー

 

最初に、「あれ、これ何なん?」と思ったのは、
2011年4月、京都府亀岡市にある出雲大神宮。
大杉を招致した参拝ツアーでのことでした。

アテア主催の神社ツアー(神旅®)参加された方ならわかると思いますが、
境内では、大杉の神様トークが炸裂します。
どれも興味深い話ばかりなので、私たちもつい引き込まれ、
あっという間に時間が過ぎていきます。

その日は、4月とはいえ冷え込んだ一日。
嬉々として話す大杉はまったく寒さを感じていないようでしたが、
参加者のみなさんは凍えながらも、
現地でしか聞けない話に興味津々で聞き入っていました。

招致者である私は、あまりの寒さにジッとしていられなくなり、
グループから少し離れて本殿と拝殿のあたりを歩いていました。
拝殿の真正面まで行った時のこと。あれ!?と思いました。

突然、拝殿から「熱」を感じたのです。
暖かいというより、むしろ熱いくらいです。

「あら、ここだけ熱いわ。なんでやろなあ」と思いながら、少し離れると今度は寒い…。
何回繰り返しても同じです。

でも、「拝殿の中で火でも焚いてるような熱さ・・・まっ、気のせいやな」と気にも留めずに、

グループに戻ると、大杉の先導で拝殿と本殿の周囲を回ることになりました。

この時は、左回りに回ったので、体の左側が拝殿(本殿)を向くことになります。
すると、体の左半分だけむちゃくちゃ熱いんです。

でも体の右半分は凍えています。
「何これ〜!? 熱っ!!」という感じです。

ちょうどこの時に、大杉が「今、御神気が流れてきています」と話していたので、
体の左側だけが熱いと報告。
すると、大杉は「萌絵さん、ちゃんと気づいてるじゃないですか〜」と笑っていました…。
「そうか、神様のエネルギーってこんなに感じれるものなんや!」と驚き、
私はある仮説を立てました。
自分は、御神気を「熱」として感じやすいタイプかもしれないと。

そして、その後の神社巡りで熱を意識するようにしたんです。

しばらく検証を続けるうち、
私は特に「足の裏」で熱を感じやすいことがわかりました。
次第に、神社だけでなく磁場のいいホテルなどでもエネルギーを感じるようになり、
検証は着々と進んでいきました。

同じ頃、下鴨神社の楼門前で地面が熱すぎて思わず片足を上げたら、
参加者さんのカバンを蹴飛ばしてしまったこともあります…。
そうやって自分の感覚を意識していくと、今度は「香り」も感じるようになりました。

プライベートでセオリツ姫を祭った御霊神社を訪れた時のことです。

境内に入った時から、とてもかぐわしい香りがします。

誰かが香水でもつけてるのかなと思っていたのですが、
香りのするの前まで行くと
まるで香水の瓶をひっくりかえしたような強烈な香りです。

思わず社務所の方に「お香焚いてます?」と訪ねたら、
わざわざ外に出てきて確認して下さったのですが「何も匂いませんよ」とのこと。
でも、「あなたみたいな人がたまにいて、
先日は杉の香りがすると言われた」とおっしゃってました。
そんな実験を重ねていたある日、
私は、「あ、日香理さんの言っているレイヤーってこれか!」と体感する出来事が起きました。

レイヤーとは、大杉がいつも使っている言葉で、
私たちのいる現実世界に重なっている、もうひとつの同じ「世界」。
言い換えれば、別世界のエネルギーの層のようなものです。
その出来事が起きたのは、私の産土神社の総本山でもある、
奈良の春日大社で大杉のツアーを開催したときのことです。

この時、自分がいつも見ている境内の風景に、
レイヤーが重なっているのが実際に見えたんです。

「レイヤーって、どんなふうに見えるんですか?」とよく聞かれるんですが、
たとえば、2枚の鏡を向かい合わせにすると、
それぞれの鏡にお互いが映し出された画像が、延々と続いていきますよね。

そんな感じで、現実の世界に、もうひとつの世界が重なっている映像が、はっきりと見えるんです。
シルエットやボーッとしたイメージではありません。
実際の景色のように、ありありと見えます。

初めて見たこの時はさすがに驚いたのですが、ちょうど神様エネルギーの検証中。
「そうか、これやったんや!」と、腑に落ちたのでした。
その後も、私の検証は着々と進みました。

同時に、大杉の伝える神様の世界を少しでも多くの方に広げたいと考え、
プライベートでは「神社女子会」を全国で20回近く開催。
大量の本を読んで日本の神様や歴史について猛勉強し、
また大杉と会うといつも質問攻めにして、少しずつ神様の世界を理解していきました。

そんな姿を龍神は見ていたのでしょうか!?
ある日私は、龍神から思わぬオファーを受けることになります。

つづく

※「神旅®」は株式会社アテアの登録商標です。